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年末なので「成長力」を見直そう!

2017.12.18

  • ノウハウ

福本 朋哉

こんにちは。

売れるネット広告社 の福本です。

師走ですね。

一年の締めくくりのこの時期、突然神妙に一年間を振り返り、来年こそは!と意気込みを新たにする方も多いのではと思います。

年初に立てた新しい目標も、鼻息荒く設定したものの、夏を迎える前には忘却の彼方ということも多いと思います。

そんな皆さんにおすすめなのが、「成長力」を高めることです。

どんだけ理想的な目標を年始に立て、自己成長の1年にしようと願ったところで、どういう要素で自分が成長するかを理解して、「成長力」を高めておかないと結果はついてきません。

 

「成長力」とは?

「成長力」それは、自律的に自分を成長させていけるマインドセットのことです。

知的労働において、実は一番重要な能力なのでは、と思います。

なぜなら、現代の知的労働は、日々変化するビジネス環境に適応しながら高速でPDCAを回し続け、「常に新しいことに対応し続ける」ことが求められているから。

特に若手が多いベンチャー企業などの組織では、成長力を適切に評価することが、すごく重要だと思っています。

(ある意味、「実績」よりも重要な気がしています。)

以下、私が思う「成長力」の上げ方です。

参考に、自分の「成長力」について考えてみてください。

 

まずは「成長」とは何かを定義する

これは人によって異なると思います。

私の中で成長とは

「今までできなかったことが、できるようになる」

ことです。

質的にも量的にもです。

  • 今までは先輩や上司に任せていた領域の仕事ができるようになる
  • 絶対敵わないと思っていたライバルよりも高い成果が出せるようになる
  • 昔の自分では出来なかった仕事をやり遂げる

まさに「ドラマ」そのものです。

 

人生振り返ると実は誰でもこれの繰り返しだったはずです。

 

では、成長するための要素とは?

これは、私の中では明確です。成長は、

 

 やる気 × 時間 

だと思っています。

これは私が前に勤めていた会社の社長に言われた言葉です。

 

因数分解してみると・・・

こんな感じで、「やる気」は「欲望(Will)」と、「好奇心(Imagination)」に、「時間」は「一日にかける時間(Day)」「継続時間(Year)」に分解できます。

 

この4つが高まれば、成長できる。はずというロジックです。

逆に言うと、この4要素を自律的に高める行為が「成長力」と言えると思います。

欲望を高める!

「やる気」の半分は「欲望」です。

「欲望」と言うと、勤勉さと真逆な印象で、ビジネスではマイナスになるイメージがあるかもしれませんが、自分の内側から湧き出てくる「何をやりたいか」の根源にあるものですので、別にいかがわしいものではありません。

自分の欲望に根差した「自分が何をしたいか(Will)」を理解し、より具体的にしていくことが重要です。

とはいえ、「やりたいことは特にありません」ということも多いと思います。

そういう時は、この言葉を思い出してください。

 

L'appétit vient en mangeant

(食欲は食べながらに湧いてくる)

 

つまり、特にやりたいことが無い場合は、とりあえず目の前にあることをやればいい、ということです。自分が動けば、欲がでます。それを深堀していけば、自然とやりたいことが生まれてくると思います。

 

好奇心を高める!

「好奇心(Imagination)」の源泉は「無知の知」です。
自分が知っていること、出来ることの範囲外にも、「これから先できるようになること/知れること」があるということを知りましょう。
スキルがついてくると、自分のスキルの範囲内で仕事をこなすことに快感を覚え始め、その外側に肥沃な大地があることを想像できなくなります。
この自己のスキルに対する近視眼的な評価こそが、成長の敵です。

好奇心を糧に成長するために必要なことはすごくシンプルです。
実践に必要なのは下記のようなシンプルなアクションです。

1、知らないこと・分からないことはすぐ調べる(ググる)
2、知らないこと・分からないことを誰かに聞く
3、知ったこと・分かったことをシェアする(他人に教える/蓄積・共有)
4、出来ないこと・やったことないことにもチャレンジしてみる
5、チャレンジしてみた結果をシェアする(他人に教える/蓄積・共有)
6、なるべく本を読む

つまり、自らインプットして、自らアウトプットし続けることが重要です。

 

時間/期間を確保する!

成長には、時間がかかります。
泥臭いようですが、一握りの天才以外は、確実に時間が必要です。

10000時間の法則という考え方があります。
何かを極め、エキスパートと呼ばれるまでになるためには
10000時間程度は必要、という論です。

では10000時間とは具体的にどのくらいか。
2年で10000時間到達するためには、

16時間/1日 × 25日/月 × 12か月 × 2年 = 9600時間

このくらいの時間と期間が必要です。

会社にいるのせいぜい10時間としても、前後のプライベートタイムであっても自分のビジネスについて考えたり・本を読んだり・人と話して情報収集したりしながら、このくらいの時間を投資し続ければ、2年ちょっとで何かを極めるのに十分な時間を確保できることがわかります。

私は、この公式を頭にいれて「毎週1%の成長をする」、ということを考えます。
そうすると、1年はだいたい50週間なので、2年で100%に到達するという、超単純な計算式になります。

あとは2年間、ひたすら一つのことを思い続ければ、何か極められる気がしますよね。
継続しやすくするために、複雑な成長スケジュールを設定しないことも重要かもしれません。

成長のために時間/期間をかけることは、自分に対する時間の「投資」ですので、意識的に確保するようにすることが重要です。

 

最後に

結論としては、やる気があって時間をかければ人は成長する。当たり前のことです。

あとは、ベンチャーだし知的労働だし、IT系なので、成長し続けるのも当たり前のこと。

成長をやめる=退化なので、ある意味「実績」よりも重要な「成長力」だと思います。
一年の締めくくりのこの時期、今年どのくらい成長したか振り返りながら来年の成長に思いを巡らせてみてもよいのではないでしょうか。

 

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経営企画室 最高執行責任者(COO)
福本 朋哉