売れるネット広告社 代表取締役社長 CEOの加藤公一レオです。
手前味噌だが、実は私はランディングページの“元祖”である。20年ほど前、私は紙のチラシからヒントを得て、日本で最初のランディングページをつくったのだ! ちなみに、当時は「ランディングページ」という言葉はなく、“ウェブチラシサイト”と呼んでいた。
2010年に、売れるネット広告社を創業してからも、膨大な広告費をお預かりして2600回以上の「A/Bテスト」を繰り返してきた。また、当社では年間900本近くのあらゆるD2C(ネット通販)会社のランディングページを制作しており、ランディングページはまさに専門分野だ! 当社はA/Bテストにおいて、試行回数日本一として「UA-JAPAN RECORDS」にも認定されている。今回は、そこでわかったノウハウを披露していこう。
当然、ランディングページに関するあらゆる「A/Bテスト」を行い、常にノウハウやテクニックをアップデートし続けている。ランディングページは一度つくったら終わりではなく、「A/Bテスト」を繰り返しながら既存のランディングページの改善を重ね、半永久的に『最適化』し続ける必要がある。売れるネット広告社が提供するランディングページも、日々マイナーチェンジを繰り返しているのである!
そこで今回は、売れるネット広告社が導き出した「最強のランディングページの最新テクニック8」をご紹介する。あなたの会社のランディングページでも実践できているか、一度確認してほしい。
最新テクニックを惜しみなく紹介!
そして、今どきのランディングページは“スマホファースト”が大前提だ。「キャッチコピー」「商品画像」「申込ボタン」の3要素すべてがスタンダードなスマホの画面に収まるようにしよう!
② ファーストビューの写真は「商品画像」
売れるネット広告社では、これまで何度もファーストビューの「A/Bテスト」を繰り返してきた。その結果、モデルやタレントの写真よりも、商品写真のほうのコンバージョン率が高いことがわかっている。
③ キャッチコピーはドストレートに
世の中には、ファーストビューに「自分至上最高の透明感を引き出すスキンケア」のようなイメージ重視の漠然としたキャッチコピーが書かれたランディングページもあるが、これではどんな商品なのか、わからないため、お客さまを混乱させてしまう。
「○○(商品名)の100円モニター/無料モニターを募集します」というキャッチコピーはストレートすぎて芸がないと思うかもしれないが、ランディングページはコンバージョンさせてナンボ!刈り取り広告なのだから、中途半端なイメージ戦略は捨てて、「申込みへの誘導」のみを意識しよう!
キャッチコピーには効果効能や限定感
「シミをケアして“潤う美白”肌が手に入る美白美容液『ウレホワ』の100円モニターを募集します」というキャッチコピーと、「美白美容液『ウレホワ』の100円モニターを募集します」というキャッチコピーでは、どちらがお客さまの心をつかむだろうか?
もちろん「シミをケアして“潤う美白”肌が手に入る」という効能効果に触れた前者である。ファーストビューのキャッチコピーに「○○が手に入る」という形で“効能効果”を入れることで、お客さまに「この商品を使うことでより良くなる未来」を想起させられるため、コンバージョン率が上がるのである!
⑤ “限定感”を出す
見てわかる通り、我々がつくる最強のランディングページは、「今から、」という文言で始まっている。何度もキャッチコピーの「A/Bテスト」を繰り返してきた結果、「今から、」という文言が強かったからだ!ちなみに「、」も付けるのがポイントだ。
また、申込ボタンにも「WEB限定」「先着1000名様」と表記し、申し込まないと損と思わせるようにしている。さらには、ランディングページ最後のクロージングの部分でも、「コンビニやドラッグストアではお買い求めいただけない通販限定商品です」と限定感を出し、商品の申込みを後押ししている。
移り気なネットのお客さまの興味を引くためには、ランディングページのあちこちで限定感を演出しよう!
⑥ ファーストビュー後の段落は“7つ”
我々の最強のランディングページは、ファーストビューの後、下記の7段落から構成されている。ランディングページは長すぎても短すぎてもダメだ!それぞれに役割と目的を持たせた“7段落”がちょうどいいのである。
・第1段落:問題提起
いきなり自社商品をアピールするのではなく、「こんなお悩みはありませんか?」「○○は気になりますよね」など、お客さまに寄り添いながら問題提起をして課題を認識させる。
第1段落で提起した課題の解決策として、自社商品を提示。商品の概要や魅力を分かりやすく簡潔に表現する。
商品の魅力や効能効果をより深堀りして説明する。各USPの縦幅を統一する、各USPの説明の後に共通のリボンを付けるなどして、デザインに統一感を持たせよう。
自社がどのような会社で、どのような思いで商品を開発しているのかなどを伝え、信頼感や安心感を醸成。できるだけ社員の写真を入れて、お客さまが親近感を覚えるようにしよう。
近年、「お客さまの声」が商品申込みの判断に与える影響はますます大きくなってきており、ランディングページにも「お客さまの声」コンテンツは不可欠だ。
「お客さまの声」には、「顔写真」「年齢」「氏名」「居住地」とあわせて手書きのコメントを掲載するのが理想的である。手書きコメントの取得が難しい場合は、手書き風フォントを使っても良い。手書き風フォントを使う際は、お客さまごとに異なるフォントを使用して、リアリティを出そう。
設問や回答は、お客さまの不安を払拭するだけでなく、さりげなく商品をアピールすることを意識して作成しよう。
・第7段落:クロージング
最後に、お客さまの課題を解決する自社商品のお得なオファーを出し、「WEB限定」「毎月先着○○名」などと煽って申込ませる。
いよいよ最後の2つのテクニック
重要なので再度言う。ランディングページでは、必ず段落ごとに「申込ボタン」を設置するべきだ!
たまにランディングページの最初と最後にしか「申込ボタン」がないランディングページがあるが、あまりにももったいない。ランディングページは、瞬発力と勢いで申込ませる構成になっていることが大事である。
だからこそ、各段落の最後に「申込ボタン」を設置し、お客さまが「申し込みたい」と思った瞬間に申込みができるようにしよう!
⑧ お金を払うことを想起させない
なぜかと言うと、お客さまにお金を払うことを想起させないためである。そう、ランディングページでは「買う」「購入する」など、ダイレクトにお金を払うことをイメージさせる文言を使ったら“損”なのである。
さらに言うと、モニターに「参加する」という表現を使っているのは、使って終わりではなく「続きがある」という印象を持たせるためだ。「参加する」というと、使った後にお客さまが何らかのアクションをするようなイメージがあるので、事後アンケートの回答率アップにつながる。
事後アンケートは定期コース(サブスク)への引上が目的なので、事後アンケートの回答率がアップするということは、引上率もアップするということである。このように、最強のランディングページは、コンバージョン率だけでなく、その後の引上率アップまで考えてつくられているのだ!
新規顧客獲得の場であるランディングページでは、あの手この手でコンバージョン率を最大化することが大事になってくる。しかし、それだけではなく、アップセルや引上・クロスセルを含めたその先のCRMまで見据えて、さまざまな種まきをしておく必要がある。
ランディングページを制作する際は、「レスポンスStage」だけでなく、「引上Stage」「クロスセルStage」のパフォーマンスを高めることを意識すること。それが最終的には、ネット広告の費用対効果の最大化につながるのである。
売れるネット広告社加藤公一レオ
株式会社 売れるネット広告社 (東証上場 証券コード9235)
代表取締役社長CEO