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2024.10.07 

福本朋哉

リーダーは部下のモチベーションをどう上げるべきか
売れるネット広告社 マーケティングAIデータ部 責任者 執行役員の福本朋哉です。

写真はせっかく可愛い女性社員たちと写真を撮ったのに、ポートレートモードになっていて自分だけにピントが合っていた時の私です。



大前提、自分でモチベーションを上げられないビジネスマンは三流だと思いますが、成果のためには部下であるプレイヤーのモチベーションが重要であると認識できていない管理職もまた低能であると言わざるを得ないと思います。

ですからリーダーとしては、あくまで「モチベーションは部下自身の問題だから知ったこっちゃない」というポジションを取りつつ、モチベーションを重要なファクターとして把握しておく必要があります。

この点に関して、リーダーサイドで必要なことが5点あると思っています。
1:ゴール設定、意思決定させること
会社から目標を一方的に与えても、自分で目指すと腹を括らないかぎりモチベーションは上がらない。人は自分で決めたこと、自分で発言したこととの一貫性を担保したがる。だからメンバー自らに、ここを目指すと決めさせて発言させること。例えそれが会社が与えたMUSTのミッションそのままだったとしても、自分のそれを目指すと自分の口で言うことに意味がある。
2:権限と責任を一致させること
自分でやると言ったこと、決めたことを自分の責任でやらせる。
自分で決めて自分の権限でやっているから頑張ってね、成功したら栄誉をあげるしダメだったら自分で反省させる。「自分で決めている」という感覚がモチベーションをあげる。
経営者ほどハードワークをするし、単純作業だけしている人ほど仕事を面倒だと思っている。
なんでも任せればいいということではなく、担った責任にあった権限を与える必要がある。
3:モメンタム
小さい成功体験を積んで一歩ずつ進ませること。行けると思わせる。人は誰しも負け戦はしたくない。アレクサンダー大王も初戦がグラニコスだったら負けてたかも。
4:儀式(もしくはイベント)
当たり前の日々は劣化していくので、切り替えるイベントは必要になる。
よしやったるぜとなるきっかけをどう作るか。そういう目的であれば飲み会もまた無駄ではない。ただダラダラと飲むだけの会はアホ。
今から登ろう!なのか、登ったら〇〇、なのか、いつまでに登ろうなのか、いくつかパターンはあるけど、儀式性・イベントとして成り立っていないと飲み会やインセンティブは機能しない。
5:それでもモチベーションを上げられない人は評価しない
基本、なんだかんだ理由をつけてモチベーションを上げなかったり、会社やマネジメントのせいにして逃げる人はいる。そういう人に付き合う必要はない。
狭い範囲の自分のWill領域でしかモチベーションを上げない人、自己顕示欲だけをモチベーションにする人、上司の前だけでやる気を見せるヒラメみたいな人、会社の制度やルールや上司のマネジメントや人格に依存する人は、ベンチャーと呼ばれる会社にも一定数いるのでこういう人を評価しない。
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まとめ

ナレッジワーカーであれば、考える余白をどう作るかみたいなのが重要かなと思っています。自律思考によってイノベーションを起こすことが人間の役割になるからです。
「考えなくていいよ、手だけ動かせば」って話ならそれはAIでいいじゃんとなりますね。これからの時代は。

考えて・やるというのがセットである以上、自分で考える余白=権限ということになるので、やはりここの設計がキモになってくるイメージです。
真っ白なキャンパスを渡されていきなり上手に絵を描ける人はいないけど、余白が無いキャンパスには何も書けない的な。

これからは脳みそ使わなくていい仕事しか部下に振れない=AIを使う能力が無いのを組織に責任転嫁して、会社の人材リソースを食いつぶしている無能管理職という時代になってくると思います。

逆にプレイヤー目線でいうと、自分で自分のモチベーションを上げて、与えられた権限範囲で精いっぱいの知能を働かせて自力で進んでいく能力が無いと、AI以下ということになるので気を付けたほうが良いかと思います。

リーダーシップや日々の業務の参考にしてみてください!



株式会社 売れるネット広告社
マーケティングAIデータ部 責任者 執行役員
福本朋哉
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