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2025.01.15
加藤 公一レオ
プレゼンのプロ”が教える、勝率が上がる!企画書・プレゼン資料作成のキーポイント(前編)
こんにちは。『売れるネット広告社グループ』代表取締役社長 CEO 加藤公一レオです。
広告マンにとって、避けて通れないのが広告主へのプレゼンである。提案が通らなければキャンペーンを実行できない以上、広告マンなら誰しもプレゼンの勝率を上げたいと思うはずだ。
プレゼンの勝率を上げるためには、しゃべりや自己演出などのプレゼン力を磨くだけでなく、『聴き手に伝わる企画書・プレゼン資料』『聴き手をその気にさせる企画書・プレゼン資料』を作成するスキルも大事になってくる!
そこで今回は、三菱商事とADKを経て2010年に『売れるネット広告社』を創業し、プレゼン勝率90%以上を誇る私が“勝率が上がる企画書・プレゼン資料作成のキーポイント”を前編・後編に分けて伝授しよう。
広告マンにとって、避けて通れないのが広告主へのプレゼンである。提案が通らなければキャンペーンを実行できない以上、広告マンなら誰しもプレゼンの勝率を上げたいと思うはずだ。
プレゼンの勝率を上げるためには、しゃべりや自己演出などのプレゼン力を磨くだけでなく、『聴き手に伝わる企画書・プレゼン資料』『聴き手をその気にさせる企画書・プレゼン資料』を作成するスキルも大事になってくる!
そこで今回は、三菱商事とADKを経て2010年に『売れるネット広告社』を創業し、プレゼン勝率90%以上を誇る私が“勝率が上がる企画書・プレゼン資料作成のキーポイント”を前編・後編に分けて伝授しよう。
【1】小学生でもわかるような企画とプレゼンにする
まずは、これまでに自分が作成した企画書やプレゼン資料を振り返ってみてほしい。あなたが作る企画やプレゼンは、小学生でも理解できるくらいシンプルな内容になっているだろうか?
9割以上がクリエイティブな仕事に憧れているせいか、広告マンはやたらとカッコつけて企画やプレゼンを小難しくする傾向にある。しかし、小難しい企画やプレゼンは、頭が良さそうに見えるかもしれないが、実際のところ相手にはほとんど伝わらない!
勝率を上げたければ、思いきってムダをそぎ落としたシンプルな企画とプレゼンにしよう。提案が的を射ている限り、小学生でもわかるような内容にしたほうが圧倒的に決まりやすい! ADK時代も、2010年に『売れるネット広告社』を創業してからも数々のクライアントを相手にプレゼンをし続けてきた私が保証する!!
9割以上がクリエイティブな仕事に憧れているせいか、広告マンはやたらとカッコつけて企画やプレゼンを小難しくする傾向にある。しかし、小難しい企画やプレゼンは、頭が良さそうに見えるかもしれないが、実際のところ相手にはほとんど伝わらない!
勝率を上げたければ、思いきってムダをそぎ落としたシンプルな企画とプレゼンにしよう。提案が的を射ている限り、小学生でもわかるような内容にしたほうが圧倒的に決まりやすい! ADK時代も、2010年に『売れるネット広告社』を創業してからも数々のクライアントを相手にプレゼンをし続けてきた私が保証する!!
【2】スライドを使って視覚に訴える
誰もが1度は「メラビアンの法則」という言葉を耳にしたことがあると思う。人がコミュニケーションをとるときに、言語・聴覚・視覚から得られる情報のうち、どれがどの程度優先されるかを検証したものである。
研究の結果、「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」という割合が導き出されている。言葉を使って会話をしていても、「言語情報」がその人の印象に与える影響はわずか7%で、「聴覚情報」と「視覚情報」が93%を占めているのだ!
研究の結果、「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」という割合が導き出されている。言葉を使って会話をしていても、「言語情報」がその人の印象に与える影響はわずか7%で、「聴覚情報」と「視覚情報」が93%を占めているのだ!
なかでもプレゼンの場では、55%もの割合を占める「視覚情報」を効果的に使う必要がある。具体的には、企画書・プレゼン資料にPowerPointのスライドを活用し、視覚に訴えかけよう!
文字だけの企画書や資料に比べ、スライドは作成に時間がかかる点がネックだが、イラストや図を交えることで、聴き手がぱっと見て内容を理解しやすい点が最大のメリットである!また、スライドはプレゼンターのペースで1枚ずつ先へと進めることができるため、聴き手に“先読み”されにくく、聴衆をプレゼンの世界に引き込みやすいというメリットもある。
こうしたことから、『売れるネット広告社グループ』では、私も含めて文字だけの企画書やプレゼン資料は一切作っていない!クライアントへの提案やレポーティングはもちろんのこと、社内向けのプレゼンにも100%スライドの資料を活用している!
もちろん、「視覚情報」には企画書やプレゼン資料の見た目だけでなく、プレゼンターの表情やしぐさ、服装といった要素も含まれる。それらのテクニックについては、「第22回:アドテックで3年連続日本一のプロが教える、“成功するプレゼン”の6つの秘訣」を参照してほしい。
文字だけの企画書や資料に比べ、スライドは作成に時間がかかる点がネックだが、イラストや図を交えることで、聴き手がぱっと見て内容を理解しやすい点が最大のメリットである!また、スライドはプレゼンターのペースで1枚ずつ先へと進めることができるため、聴き手に“先読み”されにくく、聴衆をプレゼンの世界に引き込みやすいというメリットもある。
こうしたことから、『売れるネット広告社グループ』では、私も含めて文字だけの企画書やプレゼン資料は一切作っていない!クライアントへの提案やレポーティングはもちろんのこと、社内向けのプレゼンにも100%スライドの資料を活用している!
もちろん、「視覚情報」には企画書やプレゼン資料の見た目だけでなく、プレゼンターの表情やしぐさ、服装といった要素も含まれる。それらのテクニックについては、「第22回:アドテックで3年連続日本一のプロが教える、“成功するプレゼン”の6つの秘訣」を参照してほしい。
【3】プロフィールですごそうな自分をアピール
断言しよう。本当の意味でクライアントの売上拡大に貢献できる広告マンは、クライアントと対等な関係を築ける広告マンだ!もっと言えば、クライアントから“先生”扱いされるコンサルティングができではじめて、クライアントと対等になれるのである!
広告業界は比較的個人が有名になりやすい業界なので、個人としての“ブランド”を育てて、「○○社さん」ではなく「○○さんにお願いしたい」と言われるような存在を目指すべきだ!!
そのためには、クライアントに自分を知ってもらうこと、クライアントから「この人すごい!」と思ってもらうことが有効である。そこで、プレゼンの冒頭でプロフィールを紹介して、自分をアピールするようにしよう。
これまでの経歴はもちろん、資格や実績、執筆歴・講演歴など、自慢できるあらゆる要素を盛り込んだプロフィールのページを作成するのである。現時点で執筆や講演の経験がある人は少ないだろうが、その場合は仕事への意気込みや仕事への取組み姿勢なども盛り込んで、「この人なら信頼できそう」と思われるプロフィールを目指そう!!
広告業界は比較的個人が有名になりやすい業界なので、個人としての“ブランド”を育てて、「○○社さん」ではなく「○○さんにお願いしたい」と言われるような存在を目指すべきだ!!
そのためには、クライアントに自分を知ってもらうこと、クライアントから「この人すごい!」と思ってもらうことが有効である。そこで、プレゼンの冒頭でプロフィールを紹介して、自分をアピールするようにしよう。
これまでの経歴はもちろん、資格や実績、執筆歴・講演歴など、自慢できるあらゆる要素を盛り込んだプロフィールのページを作成するのである。現時点で執筆や講演の経験がある人は少ないだろうが、その場合は仕事への意気込みや仕事への取組み姿勢なども盛り込んで、「この人なら信頼できそう」と思われるプロフィールを目指そう!!
【4】「ビフォー・アフター」理論を取り入れる
自分のプレゼンに興味を持ってもらい、提案に「GO」をもらうためには、「ビフォー・アフター」理論を取り入れ、クライアントが“より良くなる未来”をイメージできるように演出するのが効果的だ。
「従来のやり方はこうですが、このようにすれば広告の費用対効果が改善します!」のように、現状(ビフォー)と未来(アフター)を対比させ、魅力的なアフターを強調するのである!
あるいは、「カートシステムは平均8つの画面遷移がありますが、フォーム一体型申込フォームならシンプルな3ステップなのでコンバージョン率が改善します」など、従来のサービスやツールと比較したときの自社プロダクトの優位性を訴求しよう。
もちろん、このビフォー・アフターの訴求も文字や言葉だけでなく、画像やアニメーションを駆使して視覚的に伝えることでインパクトが増す!
『売れるネット広告社グループ』では、「ビフォー」をディスるときやネガティブな内容を伝えるときは、アニメーションで上から下に画像や文字が出てくるようにし、魅力的な「アフター」やポジティブな内容を伝えるときは、下から上に画像や文字が出るようにすることをルール化している!
あるいは、「カートシステムは平均8つの画面遷移がありますが、フォーム一体型申込フォームならシンプルな3ステップなのでコンバージョン率が改善します」など、従来のサービスやツールと比較したときの自社プロダクトの優位性を訴求しよう。
もちろん、このビフォー・アフターの訴求も文字や言葉だけでなく、画像やアニメーションを駆使して視覚的に伝えることでインパクトが増す!
『売れるネット広告社グループ』では、「ビフォー」をディスるときやネガティブな内容を伝えるときは、アニメーションで上から下に画像や文字が出てくるようにし、魅力的な「アフター」やポジティブな内容を伝えるときは、下から上に画像や文字が出るようにすることをルール化している!
【5】フォントやデザインを統一する
聴き手の視覚に訴えかけて強い印象を残すためには、スライドの資料が有効だと述べた。ただし、スライドを使って提案やプレゼンをするにあたっては、いくつか注意すべきことがある。
そのひとつが、スライド内で使う文字フォントやデザインを統一することである。目的は、「聴き手に余計なノイズを与えないこと」「視覚情報を通して受けてのスムーズな理解を助けること」の2つだ!
そのひとつが、スライド内で使う文字フォントやデザインを統一することである。目的は、「聴き手に余計なノイズを与えないこと」「視覚情報を通して受けてのスムーズな理解を助けること」の2つだ!
■フォントは全ページで統一
まず、スライド内で使うフォントは、必ず全ページ同じものに統一しよう。会社単位、または部署単位で統一できればなお良い。『売れるネット広告社グループ』では、スライドに使う文字のフォントを全社で統一している。
■ページの役割によってスライドのデザインを変え、役割ごとに統一
それに加えて、「各パートの表紙となるページ」「各パートの内容を説明するためのページ」など、スライド全体における各ページの役割によってデザインを変え、同じ目的を持つページは同じデザインで統一するべきだ。
それに加えて、「各パートの表紙となるページ」「各パートの内容を説明するためのページ」など、スライド全体における各ページの役割によってデザインを変え、同じ目的を持つページは同じデザインで統一するべきだ。
通常、聴き手はこうした点を意識することはないが、無意識であっても「ここから次のトピックに入るんだな」など、スライドのデザインからプレゼンターの意図を察しているのである!
前編はここまで。次回後編も『聴き手に伝わる企画書・プレゼン資料』『聴き手をその気にさせる企画書・プレゼン資料』を作成するスキルの具体的な手法をお伝えするのでお楽しみに。
加藤公一レオ
売れるネット広告社グループ株式会社 (東証上場 証券コード9235)
代表取締役社長CEO
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代表取締役社長CEO
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