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2025.02.17
寺田 龍一
かつての上司・先輩に言われたこと色々
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皆さんこんにちは。
メディア部運用チーム アドオペレーターの寺田龍一です。
売れるネット広告社は新卒文化の強い会社ですが、私はその中でも数少ない転職組です。
今が3社目で、別の2社を経験していますが、これまで本当に色々な「上司」「先輩」がいました。
1社目からベンチャーにいたこともあり、上司が高スピードで入れ替わったタイプの人間だと思います。
そして、その「上司」「先輩」から本当に数多くおこr...言い方がよくないですね、指導していただきました。
昨今、部下や後輩を指導できないというような話をよく聞きますが、数多く怒られたことは(怒られたって言っちゃったけど)、今の自分自身の形成にかなり深く影響を与えていると思います(いい意味で)。
私も売れるネット広告社に入社して3年が経ちました。
毎年新卒も入ってきて、新入社員がたくさんいます。
いい機会だなと思ったので、これまで上司や先輩に言われた・怒られたことから、特に自分に強く根ざしているものを紹介しようと思います。
メディア部運用チーム アドオペレーターの寺田龍一です。
売れるネット広告社は新卒文化の強い会社ですが、私はその中でも数少ない転職組です。
今が3社目で、別の2社を経験していますが、これまで本当に色々な「上司」「先輩」がいました。
1社目からベンチャーにいたこともあり、上司が高スピードで入れ替わったタイプの人間だと思います。
そして、その「上司」「先輩」から本当に数多くおこr...言い方がよくないですね、指導していただきました。
昨今、部下や後輩を指導できないというような話をよく聞きますが、数多く怒られたことは(怒られたって言っちゃったけど)、今の自分自身の形成にかなり深く影響を与えていると思います(いい意味で)。
私も売れるネット広告社に入社して3年が経ちました。
毎年新卒も入ってきて、新入社員がたくさんいます。
いい機会だなと思ったので、これまで上司や先輩に言われた・怒られたことから、特に自分に強く根ざしているものを紹介しようと思います。
①サルでも分かるように話せ
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はい。悪口ではありません。
新卒1年目、私は最初の半年間、新規営業を行っていましたが、その後マーケの部署に異動になり、それ以降ずっとマーケ・広告の領域で仕事をしています。
これは、マーケに異動になった際の最初の先輩(私の前に広告運用をされていた方)から5億回くらい言われた言葉です。
私の1社目の会社では、web広告の運用をインハウスで行っていました。
そのため社内に「広告運用者」がいる状態でした。
その先輩は新卒1年目で「広告のことなど何も分からない」というところから、引継ぎもなしに月数百万円の運用予算を回さないといけない状態になったらしいです。
(まあ私もほぼ同じ道を辿るんですけど)
で、この会社、メインというか会社の中心が「営業」の会社でした。
7割くらいは営業で、残り3割でマーケとか経理や法務がいるみたいな、そんな組織でした。
さて、そんな状況でインハウスで運用をやるとどうなるかと言うと・・・
まず運用型広告の中で非常に基本的な用語が通じないんですね。
例えばCPAとかCTR・CVRなどです。
基本通じませんでした。
なんだったらマーケ部署なのに、CRM側の仕事をしている人にも通じませんでした(なんでやねん!)。
その中で「報告しろ」と言われたらどうなるかと言うと、「何喋ってるか分かんねぇ」と怒られるわけですね。
また、その時の上司がコンサル出身(あ、でもシステム系の方なのでマーケ用語は通じません)の方で、必要以上に細かく報告しないといけない、でも基本用語だったり概念の前提をすっ飛ばして説明ができないという状態で、資料作成から、何から何まですべて「やり直し」が頻発していました。
数えていたわけではないですが、体感3回くらいで通れば「おお、今回はスムーズに行ったなぁ」という感じです。
まあ、今思い返すとずいぶんひどい資料を作っていたなぁと思うので、(結論ファーストで話すこともできていませんでしたし)10割自分のせいではあるんですが、その時この表題のテキストを先輩から言われたわけです。
「この会社はインハウスで運用をしている担当者はお前しかいない(先輩は私に広告業務を渡して別業務をメインにされていました)。だから運用のことが分かっているのは2人しかいない。そんな状況で周りがよく分からない内容を、しかも結論ファーストじゃない形でごにょごにょ言ってて伝わるわけねーだろ。馬鹿かお前。サルでも分かるように資料を作れ。サルでも分かるように話せ。」
「逆に考えてみろ。お前はシステムのこと何も分からないだろ?そんな中で〇〇のJSがどうのこうので、phpがどうのこうのでって言われても分からんねぇだろ。【システム領域でお前はサルなんだよ】そう思って質問しろ、依頼しろ。」
完全にこのテキストだったかは記憶がおぼろげですが、割とこのまんまな感じだった気がします。
口はむっちゃ悪いのですが、この時私はかなり本質的な指摘だなと思った記憶があります。
それゆえにサル呼ばわりされましたが、全くイラっとはしませんでした(笑)。
そこから(サルでも分かるようなレベルとは違いますが)中学生くらいに説明するイメージで資料を作成し、話してみることにしました。
そういうことを続けると、報告すること自体にも慣れ、「やり直し」はだいぶ減りました。
今自分が大層なレベルの人間になれているとは思いませんが、それでもどこの階層まで話を落とした方がいいだろう?ということは、考えることがあります。
あと逆に自分がその領域で「サル」であったときは、素直に「サルなんで分かりません。もうちょっと説明お願いします。」という旨を伝えたりもしています。
新卒1年目、私は最初の半年間、新規営業を行っていましたが、その後マーケの部署に異動になり、それ以降ずっとマーケ・広告の領域で仕事をしています。
これは、マーケに異動になった際の最初の先輩(私の前に広告運用をされていた方)から5億回くらい言われた言葉です。
私の1社目の会社では、web広告の運用をインハウスで行っていました。
そのため社内に「広告運用者」がいる状態でした。
その先輩は新卒1年目で「広告のことなど何も分からない」というところから、引継ぎもなしに月数百万円の運用予算を回さないといけない状態になったらしいです。
(まあ私もほぼ同じ道を辿るんですけど)
で、この会社、メインというか会社の中心が「営業」の会社でした。
7割くらいは営業で、残り3割でマーケとか経理や法務がいるみたいな、そんな組織でした。
さて、そんな状況でインハウスで運用をやるとどうなるかと言うと・・・
まず運用型広告の中で非常に基本的な用語が通じないんですね。
例えばCPAとかCTR・CVRなどです。
基本通じませんでした。
なんだったらマーケ部署なのに、CRM側の仕事をしている人にも通じませんでした(なんでやねん!)。
その中で「報告しろ」と言われたらどうなるかと言うと、「何喋ってるか分かんねぇ」と怒られるわけですね。
また、その時の上司がコンサル出身(あ、でもシステム系の方なのでマーケ用語は通じません)の方で、必要以上に細かく報告しないといけない、でも基本用語だったり概念の前提をすっ飛ばして説明ができないという状態で、資料作成から、何から何まですべて「やり直し」が頻発していました。
数えていたわけではないですが、体感3回くらいで通れば「おお、今回はスムーズに行ったなぁ」という感じです。
まあ、今思い返すとずいぶんひどい資料を作っていたなぁと思うので、(結論ファーストで話すこともできていませんでしたし)10割自分のせいではあるんですが、その時この表題のテキストを先輩から言われたわけです。
「この会社はインハウスで運用をしている担当者はお前しかいない(先輩は私に広告業務を渡して別業務をメインにされていました)。だから運用のことが分かっているのは2人しかいない。そんな状況で周りがよく分からない内容を、しかも結論ファーストじゃない形でごにょごにょ言ってて伝わるわけねーだろ。馬鹿かお前。サルでも分かるように資料を作れ。サルでも分かるように話せ。」
「逆に考えてみろ。お前はシステムのこと何も分からないだろ?そんな中で〇〇のJSがどうのこうので、phpがどうのこうのでって言われても分からんねぇだろ。【システム領域でお前はサルなんだよ】そう思って質問しろ、依頼しろ。」
完全にこのテキストだったかは記憶がおぼろげですが、割とこのまんまな感じだった気がします。
口はむっちゃ悪いのですが、この時私はかなり本質的な指摘だなと思った記憶があります。
それゆえにサル呼ばわりされましたが、全くイラっとはしませんでした(笑)。
そこから(サルでも分かるようなレベルとは違いますが)中学生くらいに説明するイメージで資料を作成し、話してみることにしました。
そういうことを続けると、報告すること自体にも慣れ、「やり直し」はだいぶ減りました。
今自分が大層なレベルの人間になれているとは思いませんが、それでもどこの階層まで話を落とした方がいいだろう?ということは、考えることがあります。
あと逆に自分がその領域で「サル」であったときは、素直に「サルなんで分かりません。もうちょっと説明お願いします。」という旨を伝えたりもしています。
②ggrks
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はいそこ、死語とか言わない。
今の若い方は読み方を知りませんかね?
これは「ググレカス」と読みます。
自分が何か分からないことがあるとき「何でもかんでも質問する前にインターネットで検索しなさい」と諭すために用いられるインターネットスラングです。
これも①と同じ先輩から5億回くらい言われました。
前述した通り、私は新卒の際、半年営業を行いその後マーケに異動になりました。
ポジションはweb広告のインハウス運用者です。
ちなみに当時、私はまっーーーーーーたく広告について無知でした。
なんだったら広告どころかマーケティングとか経営だとか、そういったことすべてにおいて無知でした。
(だって哲学出身なんだもの・・・)
異動後、「まずリスティングから始めてください」と言うのが私への最初の業務命令でした。
この「リスティング」という言葉がまず謎でしたね。
調べてみました。
今度はSEOという言葉が出てきました。
ともに「検索」というワードが入っています。
はい、違いが全く分かりませんでした。
最初は何も分からないので先輩に聞きまくりました。
「CPA・CVRってなんですか?」
「完全一致ってなんですか?部分一致と絞り込み部分一致って何が違うんですか?」
「DSPってなんですか?ていうかSSPってなんですか?」
「なんで昨日CVRが下がったんですかね?」
書き出したらキリがないですね。この時の私は先輩の業務時間の半分くらいは質問で奪ってしまっていたと思います(笑)
あ、断っておきますが、新卒の最初のほうに質問しまくるのは否定しません。というかどんどんしましょう。
ただ問題は少し内容が掴めてきたタイミングです。
・すでに以前聞いたことがある内容
・直接的には聞いたことがないが、類似の情報を聞いたことはあるから転用したらスムーズに理解できるはずの内容
・どう考えるか?等の知識の層が深いところのものではなく、単純な用語の意味等
こういった内容をいつまでもバンバン遠慮なく聞いていた私に放たれた言葉が「ggrks」です。
そのタイミングから、質問したことのだいたい半分くらいはこの「ggrks」という返事がくるようになりました。
当時は「なんで教えてくれないんだろう」と思っていましたが、今思うと普通の対応のされ方だと思います。
だって調べたら一番上に答え載ってるんだもの。
前にも教えてもらったことを覚えていない自分が悪いんだもの。
そこからは分からないものは積極的に調べることにしました。
どうしても分からないところは、「どこまでが分かっていて、どこからが分からないのか」「分からないなりにも多分こういう意味だと思ってます」というものを用意してから質問するようにしました。
なかなかに大変でしたが、そのおかげか、色々な業務がスムーズに進められるようになったと思います。知識の幅も広がりましたしね。
今、心から思うことは、この調べるクセをつけておいてよかったなということです。
自分が疑問に思って調べて、ああでもないこうでもないと考え、理解できたことはまず忘れません。
さらに完全に未習な内容であっても、調べて情報を取捨選択することで、おおよその理解は自力でできるようになります。
例えばですが、私はタグについて何も教えてもらったことはありませんが、GTMを使用できますし、タグ発火しないときにディベロッパーツールを使用しておおよその原因を見つけて修正することができます。
HTMLについて何も教えてもらったことはありませんが、LPの本当に簡単な修正くらいならコードを読んでいじれます。
これは間違いなく「ggrks」をずっとやっていたからです。
誰かに聞くことはもちろん非常に大切です。
ただ、その誰かが自分の持っている情報を持っているとは限りません。
そんなときどうしますか?
やはり自分で調べて解決するしかないと思います。
今の若い方は読み方を知りませんかね?
これは「ググレカス」と読みます。
自分が何か分からないことがあるとき「何でもかんでも質問する前にインターネットで検索しなさい」と諭すために用いられるインターネットスラングです。
これも①と同じ先輩から5億回くらい言われました。
前述した通り、私は新卒の際、半年営業を行いその後マーケに異動になりました。
ポジションはweb広告のインハウス運用者です。
ちなみに当時、私はまっーーーーーーたく広告について無知でした。
なんだったら広告どころかマーケティングとか経営だとか、そういったことすべてにおいて無知でした。
(だって哲学出身なんだもの・・・)
異動後、「まずリスティングから始めてください」と言うのが私への最初の業務命令でした。
この「リスティング」という言葉がまず謎でしたね。
調べてみました。
今度はSEOという言葉が出てきました。
ともに「検索」というワードが入っています。
はい、違いが全く分かりませんでした。
最初は何も分からないので先輩に聞きまくりました。
「CPA・CVRってなんですか?」
「完全一致ってなんですか?部分一致と絞り込み部分一致って何が違うんですか?」
「DSPってなんですか?ていうかSSPってなんですか?」
「なんで昨日CVRが下がったんですかね?」
書き出したらキリがないですね。この時の私は先輩の業務時間の半分くらいは質問で奪ってしまっていたと思います(笑)
あ、断っておきますが、新卒の最初のほうに質問しまくるのは否定しません。というかどんどんしましょう。
ただ問題は少し内容が掴めてきたタイミングです。
・すでに以前聞いたことがある内容
・直接的には聞いたことがないが、類似の情報を聞いたことはあるから転用したらスムーズに理解できるはずの内容
・どう考えるか?等の知識の層が深いところのものではなく、単純な用語の意味等
こういった内容をいつまでもバンバン遠慮なく聞いていた私に放たれた言葉が「ggrks」です。
そのタイミングから、質問したことのだいたい半分くらいはこの「ggrks」という返事がくるようになりました。
当時は「なんで教えてくれないんだろう」と思っていましたが、今思うと普通の対応のされ方だと思います。
だって調べたら一番上に答え載ってるんだもの。
前にも教えてもらったことを覚えていない自分が悪いんだもの。
そこからは分からないものは積極的に調べることにしました。
どうしても分からないところは、「どこまでが分かっていて、どこからが分からないのか」「分からないなりにも多分こういう意味だと思ってます」というものを用意してから質問するようにしました。
なかなかに大変でしたが、そのおかげか、色々な業務がスムーズに進められるようになったと思います。知識の幅も広がりましたしね。
今、心から思うことは、この調べるクセをつけておいてよかったなということです。
自分が疑問に思って調べて、ああでもないこうでもないと考え、理解できたことはまず忘れません。
さらに完全に未習な内容であっても、調べて情報を取捨選択することで、おおよその理解は自力でできるようになります。
例えばですが、私はタグについて何も教えてもらったことはありませんが、GTMを使用できますし、タグ発火しないときにディベロッパーツールを使用しておおよその原因を見つけて修正することができます。
HTMLについて何も教えてもらったことはありませんが、LPの本当に簡単な修正くらいならコードを読んでいじれます。
これは間違いなく「ggrks」をずっとやっていたからです。
誰かに聞くことはもちろん非常に大切です。
ただ、その誰かが自分の持っている情報を持っているとは限りません。
そんなときどうしますか?
やはり自分で調べて解決するしかないと思います。
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3つくらい書こうと思っていましたが、思いのほか長くなりました。
続きはまた別の機会に書ければと思います。
自分が新卒1年目で言われて、怒られてよかったことを書きました。
今改めて思いますが、新卒の最初の上司や先輩というのはむちゃくちゃ影響力が大きいです。
そこで学べたことは一生の財産になります。
そういった意味で私は先輩にとても恵まれたと思います。
(口は悪かったけど)
今の新卒の方々も、先輩から色々なことを学んでいただきたいなと心から思います。
メディア部
運用チーム アドオペレーター
寺田 龍一
3つくらい書こうと思っていましたが、思いのほか長くなりました。
続きはまた別の機会に書ければと思います。
自分が新卒1年目で言われて、怒られてよかったことを書きました。
今改めて思いますが、新卒の最初の上司や先輩というのはむちゃくちゃ影響力が大きいです。
そこで学べたことは一生の財産になります。
そういった意味で私は先輩にとても恵まれたと思います。
(口は悪かったけど)
今の新卒の方々も、先輩から色々なことを学んでいただきたいなと心から思います。
メディア部
運用チーム アドオペレーター
寺田 龍一
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