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2025.04.21 

真野 玲奈

新人広告運用者が考える、「売れるクリエイティブの設計法」とは
はじめまして!
売れるネット広告社メディア部運用広告チームの真野です!

広告運用に携わって半年、最初にぶつかった壁は「どんなクリエイティブを作っても数字が伸びない」ことでした。
CTRは低い。CVは0件。
何をどうしたら数値が改善するのか分からず頭はパンク状態・・・。
広告運用を始めた当初はとても苦しい日々が続いていました。。

今回は、そんな中で上司にご指導をいただきながら泥臭く、数字に向き合って見つけた「売れるクリエイティブの考え方」を3つ共有いたします!
① ターゲット像は“生活・悩み・感情”まで解像度を上げる
クリエイティブを作る際に、私が最も意識しているのは「ターゲット像の深掘り」です。
よくある「40〜50代女性」などの大枠だけでは、運用型広告ではまず刺さりません。

たとえば、40代・50代向けのハリ・シワ改善のクリームを販売する場合、同じ40代・50代女性でも、抱えている悩みは人によって全く違います。

・シワが気になる人

・ハリ・潤い不足を感じている人

・乾燥・敏感肌でスキンケア選びに慎重な人

など・・・

さらに、その悩みを“感じるシーン”まで想像することで、ターゲット像の解像度は一気に上がります。

例:「一日出かけて帰宅後、鏡を見ると、目元の小ジワにファンデーションが溜まっていることに気づく──」
⇒ そんな“日常のリアルな瞬間”に悩む女性が使いたくなるようなコピー・表現を考える。

このように、悩みの種類×生活シーン×感情を細かく想像できない状態では、まだターゲットの深堀りが足りていないと思っています。
そうした“リアルな人の物語”まで想像できると、CVにつながる訴求軸が見えてくるはずです。
②訴求軸を7分類して、LPから逆算して整理する
ターゲット像の深掘りとセットで行っているのが、「LPから逆算した訴求軸の整理」です。
私は、LPを読み込んでから訴求を以下のように7軸に分解するようにしています。

悩み訴求(例:シワ・乾燥が気になる)

商品の機能(例:●●成分配合)

実績・権威性(例:医師監修・●年連続No.1)

使用感(例:とろけるように肌になじむ)

ベネフィット(例:すっぴん肌が叶う)

今だけ感・限定感(例:初回限定/お得な●点セット)

価格(例:通常価格から●%オフ)

この整理をしておくことで、
・自分の中で商品理解が深まる
・どの軸を伝えるクリエイティブか、設計がブレない
・複数の訴求をテスト配信しやすくなる

など、多くのメリットがあります。
③ デザイン性よりも、“一瞬で伝わるか”を重視する
最後に、私が常に意識しているのは「パッと見で伝わるシンプルさ」です。
どうしても最初は「情報を詰め込まないと不安…」となりがちですが、情報が多すぎると、結局“何が言いたいのか”が伝わらなくなります。

おしゃれでブランディング寄りの広告も大切ですが、獲得型広告では、“誰に”“何を”与える商品かを0.2秒で伝えることが何より重要です。

たとえば以下のように考えます👇

ターゲットが広告をスクロール中に見つけたとき、

・「あ、これ自分の悩みに効きそう」と“即座に理解”できるか

・LPに遷移したとき、クリエイティブの情報とLPの内容がブレていないか

伝えたいことがたくさんあるときほど、「何を削るか」「誰に何を伝えるか」を明確にすることが大切です。
情報を詰め込むのではなく、「伝えたい情報を一つ」に絞ることでCVRもCTRも改善していきました。
おわりに
運用型広告のクリエイティブは、センスやツールよりも「設計力」が命だと感じています。
・誰に
・何を
・どのタイミングで
届けるべきか?を突き詰めることで、自然と結果がついてくるようになりました。

私ももっとたくさんの仮説を立てて、上司を超える実績を作っていけたらと思います!

メディア部運用広告チーム
真野玲奈
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