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有価証券報告書を見てみよう

2024.07.22

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山口 渉太

管理部 経理・税務担当の山口です。

気づけばもう7月。とても暑いですね、、、

 

7月は弊社の決算月です。決算といえば、皆さまは有価証券報告書を読まれたことはありますか?

名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか!

 

私は業務で作成に携わることもあり、他社の資料も参考としてよく確認するため、今回はこちらについて書きたいと思います。

有価証券報告書とは?

有価証券報告書とは、会社が投資家や株主に向けて業績やその他の様々な情報を提供するための書類です。投資家や株主に向けた資料ですが、自身が所属している会社や取引先などの身近な会社の状況を知るためにも役に立ちます。就職活動での情報収集にも最適かと思います。

 

しかし、いざ見てみようと思って資料を開くと文字だらけのページが100ページ以上、多いところでは200ページ以上あります。心が折れます。

 

そこで今回のブログでは、会社の情報を大まかに知りたい場合にまず見るべきポイントを紹介したいと思います。見るポイントを絞れば数分で確認できますので、これを機に目を通してみてはいかがでしょうか!

見るべきポイント

上記の画像は実際の有価証券報告書の目次です。

 

長く見えますが、赤枠の部分のみで大まかな企業情報を知ることができます。ここでは、赤枠の部分にそれぞれ何が記載されているのかを簡単に説明していきます。

 

【主要な経営指標等の推移】

直近5年分の業績や従業員数の推移が表で記載されています。下に財務諸表がありますが、専門用語が多いため大まかな業績の把握にはひとまずここだけでもよいかと思います。

 

【沿革】

会社の歴史が分かります。

 

【事業の内容】

どのような事業を行っているのか、主要な製品やサービス、事業の範囲などが分かります。

 

【関係会社の状況】

子会社等の情報が記載されています。この会社ってここの子会社だったんだ。といった発見もあります。

 

【従業員の状況】

従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年収が分かります。ここが一番気になる方も多いのではないでしょうか。

見る際の注意点としては、一番上の親会社の情報だけが記載されているため、ホールディングス企業などの場合は一部の従業員のみの平均となり、平均年収が高くなる傾向があります。

 

最後に

他にも事業毎の業績など見るべきポイントは様々ありますが、形式的な部分も少なくないです。紹介した部分のみ確認するのであれば5分程度で読めるかと思います。

 

一見、情報量が多く専門用語も多いため難しいものと捉えられがちですが、そのイメージが少しでも無くなればと思い書かせていただきました。

 

上場企業であれば「企業名 有価証券報告書」と検索すると誰でも確認できるようになっています。

 

様々な会社と比較することで見えてくる会社の良さもあるかと思いますので、身近な会社やその他気になる会社などの有価証券報告書を読んでみてはいかがでしょうか!